Virtual Red 1 シギサワカヤ
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・・・なんというか、とてもきっつい作品でした。


シギサワ先生の作品なので作者買い。
数年来の同人誌からとweb楽園からのをまとめて1巻となったものです。

男と女が同じ家で暮らすのですが、なんでそうなってるかわからない。互いに愛し合ってるのかも信じられない。ただ体の関係はあって、気持ちが繋がってるように信じたくなる所もあって、そんな掴みどころのない女性に想い悩む男性の話です。


システムエンジニアの藤井は、バイトの由野から、戸締りが一切されてなく、誰でもそこに居る女性とできる家があることを聞きます。
ふと気になってその家を訪れた藤井はなぜか既視感を覚えます。そして入った家ではちょうど男と女の行為真っ最中。その事後、一人になった女に招き入れられるように藤井も中に入り、翌日も惹きつけられた藤井は溜まっていた休みをとってその家にいつくことに。
そんな男女の話。一緒に暮らす二人の姿が以後続きますが、
あまりにたよりない関係で、そのなかでも繋がりを求める藤井とどこか交わらない女。二人がどうなるのか、まったくわかりません。

帯には「その女は魔女か女神か」とありますが、女がなにを考えているのかまったくわかりません。名前すらもわからないです。普段の姿は天然ぼけな娘に見えるだけに、掴みどころがないです。

正直1巻を読み終わっても、話がつかめないです。ただ男を惹きつける女がいて、それに心乱される男がいる。そして舞台は一つの家だけに集約されていて、結果的に二人だけの関係が続き、それでも通じ合えない濃い話になっています。
さらには女の家を教えたバイトの由野にもまた裏があるようで、女の事情を知っていて黙っています。なにを考えてるんだろう。
なんというか、男の惑乱するどうにもならない姿で通した1冊でした。はやく2巻を出して欲しいです。

巻末の短編が一服の清涼剤。仲良し男一人女二人の結婚前夜の話です。