乙嫁語り 4 森薫

たぶん、今月ベストな一冊「乙嫁語り」4巻です。とかいいつつ、当初作った購入予定には抜けてましたけど。見落としてましたw
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帯に第三の乙嫁はライラとレイリ、とあるように、3分の2くらいは彼女らの話になります。
この二人の話が面白すぎる。森薫先生の作品を読んだことがある人ならわかるように例えると、全編巻末おまけ漫画のノリで話が進みます。二人の表情がいつも変わって楽しいです。

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漁業が盛んな街の近くで溺れたスミスを助けてたのがライラとレイリの姉妹。いつも二人一緒でかしましいのですが、そんな二人もそろそろ婿が気になる年頃・・・。というのが今回の話です。

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まぁ、夢見がちな二人なので理想はとんでもなく高いです。そしてお金持ちを助けて婿をもらおうなんて考えてます。
ただ、行動力がありすぎて、「自分」で川に落として、「自分」で助けようなんてしようとするので、失敗した挙句、父親に怒られるのですが。

後半には、二人はそれぞれ幼馴染と一緒になることになり、互いのいい所を見つけあい、結婚式の直前まで話が進みます。
って、ここで続きは次巻ってのはひどすぎる。早く読みたいです。
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21話見開き表紙。
無茶苦茶美少女だと思いますが、やはり性格に問題があって、婿がなかったのだろうか・・・。


第一の乙嫁アミルさんも元気で綺麗です。
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この格好も、現代人からみても大胆ですけど、この当時からすれば、もっととんでもない格好なんでしょうね。
でもこれが自然体なアミルさん。
カルルク君とはラブラブですが、もっとアミルさんの内面を書いた話が読みたいなぁ。

あと、アミルさんの実家の方は勢力が弱まったせいで結構危機な模様。この話はまだ続きそうです。
この時期の中央アジアはロシアやらトルコやら大国がひしめいてきて大変ですね。

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乙嫁じゃないけど、パリヤさんも相変わらず。前巻で気に入られたので隣町の親子が家にきたのですが・・・、緊張して怒鳴ってしまいます。
でも、元気なところが気に入られたようで、落ち込むパリヤさんとは別に、親子は機嫌良く帰っていきました。この話もまだまだ続きそう。パリヤさんは好きなキャラなので、幸せになってほしいです。


双子の結婚式も見たいし、アミルさんの今も見たいし、パリヤさんが無事結婚できるのかも見たいし、とにかく続きが気になって仕方ない。
エマの初めから読んでいる自分ですが、乙嫁は初めから書き込みもすごくて、誰にでもお勧めできる作品。早く次の巻が読みたいです。