ここは関東? ~山梨の日々~

漫画・小説・ゲームなど適当に、備忘録にでもできたら。

タグ:秋田禎信

 新シリーズいよいよ開幕。
 というわけで、魔術士オーフェンはぐれ旅 原大陸開戦の感想です。
 
 キエサルヒマよりヴァンパイア化を求めた集団が大陸に渡航し、それを追って牙の塔のマヨールらも渡航してくる。その中で、カーロッタの所在がしれなくなり、オーフェンらは探るためにヴァンパイアと戦い勝利。しかし、捕らえたヴァンパイアが融合し、結果、魔術学校に壊滅的被害が与えられました。新シリーズ一巻から不穏な始まりですね。

 登場キャラを追っていくと、とりあえずマヨールがんばれって感じですね。
・妹がヴァンパイア化を求めて原大陸に渡る。
・塔の使節として大陸に向かうも難航。
・独自に追いかけようとするも、いきなり失敗。
 最後にようやく探索の旅の始まりと、やたら苦労の多そうな道のりが早々に見られて、今後のシリーズにも期待がもてます。マヨールの「はぐれ旅」がこの新シリーズの鍵になるのでしょうか。戦力的には魔王術を満足に使えない時点で、かなり厳しそうですが。

 オーフェンも多事多難。無謀編の頃からは想像できないほど真面目に取り組んでいた魔術学校が壊滅して、これからしがらみを捨てて、彼もまた旅にでるのでしょうね。無料冊子は2巻だけ読んでますのでそんな話が載ってました。
 この巻を通じてままならない状況だけが、出てきてしまってますね。エッジらが感じたように、どうしたって敗北が見えてくる状況はこれまでにないほど不穏な空気を感じます。新世代のキャラクターたちが風穴を開けてくれるといいんですけど。
 
 オーフェンの家族たちもかなり活躍。エッジとラッツベインが同調することで、かなり強力な魔術師になることが判明。マジク直属の立場を得て、今後も活躍しそうです。ところでラチェットは何者?なんか底がしれないというか、裏設定があるんでしょうか。でもやる気がなさそうなんで、あんまりストーリーには絡まないのかなぁ。クリーオウも台詞付で登場してヴァンパイアを撃退する大活躍。やたら楽勝でびっくり。あの毒はもっと研究して武器にしたらヴァンパイアへの対抗措置になるんじゃない?

 新刊は予想より早く、新春にはでるらしいので非常に楽しみ。

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カラーイラスト
この巻でオーフェンは旅にでるのかと思いました。後姿も年をとったもんです。

なぜか日曜日にすでに売ってたんで、読了しました。

魔術士オーフェンはぐれ旅 約束の地で 秋田禎信

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三ヶ月連続刊行、2ヶ月目です。
前作から約20年飛び、いよいよ新章といった感じです。
表紙はオーフェンをバックに新世代が勢ぞろい・・・なのですが、右側の男性はだれだろう、っと思ったらどうやらオーフェンの次女エッジなのかなぁ。男に見えてしかたない。

新世代が出てきますが、話の中心はその一人、マヨール。その妹のベイジットは引っ掻き回し役。オーフェンの娘は、控えめな役でした。
大人陣営はやはりオーフェンと、ある意味、鍵な人物ケシオンが大きな存在。マジクは魔術は使いましたが、セリフはなしで可哀想。でも、短編がついてたんで、よかったです。えらく無気力っぽい人物になってるようですが。

お話としては、原大陸の情勢を、キエサルヒマからきたマヨールらを通じて読者に理解させるところが大きいかな。ただ、最後に話はキエサルヒマを含んだ全体の問題であることが示され、マヨールは新たに使命を帯びてキエサルヒマに戻ることになりました。
前作が旧シリーズと新世代の話への繋ぎとすれば、今回は世界的に神人種族と対決をしていくだろう話への繋ぎかもしれない。次巻の舞台は3年後。世界はどうなっているのだろうか。

次の画像は折り返しカラーイラストです。

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・・・クリーオウがおばちゃんぽい!
うん。まぁ40近いだろうしね、しょうがないんだけど、旧シリーズ好きにはちょっとショック。オーフェンはセリフがあるだけに、大人になりつつ昔の部分があるのが読めるんですが、あまり出番の無いクリーオウはどうなんだろう。おそらく表舞台にはでてこないんだろうけど、ちょっとショックです。

後書きにありましたが、
「メイソンフォーリーンとキャプテンキースが船もろとも相打ちするのはこの時。」
って、キースが相打ちで神人を倒したの!?なんかできそうな気がして怖いけど、どういうことなんだろう。知ってる人がいたら是非教えてほしい。オーフェンペティアにも載ってないんだけどなぁ。

さて、来月はいよいよ第三弾。期待して待ってます。





よし!今日の更新間に合った。

TOブックスは取り扱いが少ないのが、三件目の本屋で購入できました。

魔術師オーフェンはぐれ旅 キエサルヒマの終端
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懐かしいシリーズが帰ってきた。そんな気持ちで読み始めました。
オーフェンペディアを見ていたので、大体内容はわかってましたが、大変楽しみでした。
無謀編のキャラとの再会など、もっと絡むところがあると思ってましたが、そこは意外と何も無く、新大陸開拓に向けて、協力していました。ちょっと残念。
作品中は基本的に真面目な展開なので、しかたないかもしれません。コギーは相変わらず暴走しかけるところもありましたが、ちゃんと成長をしているようです。しかも、旦那持ち。うーん。なんかちょっと残念な気が・・・。

エド(コルゴン)ってこんなキャラだったかと、改めて発見。大陸を救う目標が挫けた彼は、刺客としてオーフェンに再度対峙します。そして、覚悟の違いでオーフェンに再び敗北してしまいました。
オーフェンは前作の最終巻のノリをそのまま持っているのか、真摯に開拓計画を進めていきます。大人になったもんだと思いつつも、もっとはっちゃけた所がみたかった。まぁそうするには強すぎる人間になっちゃいましたけどね。

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カラーイラスト。
やたら童顔だったコギーが一番成長しているように見えます。
全員の名前はなんとかわかりましたが、キースのちょっとつまらなそうな顔が気になります。土人二人はイラストには出ていますが、本編では最後にちょっとだけ出番があるだけです。基本路線がシリアスなので、彼らがでるとどうしてもコメディになってしまいますものね。

新シリーズへの期待が持てる一冊でした。来月の「約束の地で」、そしてその次の「原大陸開戦」も非常に楽しみです。

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