ここは関東? ~山梨の日々~

漫画・小説・ゲームなど適当に、備忘録にでもできたら。

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ブレイクブレイド 12 吉永裕ノ介
徒然の冬 佐伯泰英
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ブレイクブレイドはかなりシリアスな展開。戦争をしているアテネスとクリシュナの中間に位置するアッサムの王女プレデリカにライガットは出会い、クリシュナへの亡命を求められるが、そのころアッサムにはもう一人プレデリカ王女がいるという謎の状態。
更にはライガットがゼスと会うという場面でこの巻が終わりました。
かなり真面目な展開オンリーで緊迫した場面が続きます。初めにシギュンとライガットが二人旅をしていますが、それも早々に終わってしまって、残念。なかなかラブラブな話にはなりませんな・・・。

徒然ノ冬は居眠り磐音43巻。
徒然とありますが、辞書には

 することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の―をまぎらわす」「―な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村破戒
 つくづくと物思いにふけること。「―も慰めがたう、心細さまさりてなむ」〈・賢木〉
 しんみりとして寂しいこと。また、そのさま。「いと―に人目も見えぬ所なれば」〈・東屋〉

状況の大きな展開もないですし、2の意味もあるでしょうが、前巻でもはや家族同然となっている霧子が毒矢を受けて、物語中盤まで意識が回復しない状況ですので3の意味でしょうか。
この巻の中で大きな出来事といえば、霧子の回復と武左衛門の子供、修太郎が鵜飼百助に弟子入りしたことでしょうか。他に、利次郎や辰平らの将来の話も進んできて、物語の終わりを感じさせました。

大きな展開はなく、また昔のように事件がおこるわけでもないので盛り上がりには欠けますが、小さなエピソードが沢山はいった、完成度の高い巻でした。



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今日は大量購入でした。

ナナとカオル 10 甘詰留太
パピィラバーズ 2 甘詰留太
お前は俺を殺す気か 1 シギサワカヤ
14歳の恋 3 水谷フーカ
セキガハラ 1 長谷川哲也
よっ!11代目! 佐伯泰英
魔導巧殻  ~闇の月女神は導国で詠う~


買いすぎて、感想書くのが無理ー。
異色戦国モノで燃えましたが、他はもう、ドキドキのアマアマで悶えました。
佐伯先生のも良かったし、今日は量もいいけど、質も良かったです。

さて、魔導巧殻やろうかなー。 

再会 佐伯泰英
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玲奈は父親と再会しました。
いきなりネタバレ。というか、帯で「会えるのか?」って書いててタイトルが「再会」だから隠す気ないよね。籐之助と会う状況じゃないし。


前巻の終わりでは、藤之助は捕らわれ、玲奈は東南アジアにて幼い頃に別れた父を探していました。

この巻では、藤之助が脱出し、救出に向かっていたヘダ号と合流。老陳と協力して敵を倒しました。そして、ヘダ号の乗組員達、幕府講武所の面々も東方交易に参加し、籐之助は井伊大老と何事かを約して終わりました。
この流れはよかったなぁ。前巻でその流れはできてましたが、老陳と組んで戦うことがあるとは、序盤では中々おもいつかなかった。
それにしても、井伊大老はなにを藤之助に伝えたのか・・・。この辺は最期に明らかになるのでしょうか。一旦、日本に戻ることを約束させるほどの内容。気になりますね。今更首切り安堵のことじゃないでしょうし。

玲奈は無事に父親と再会。さらにマラッカからペナンにまで船を進めて後の交易の下準備をしていました。
なんだか、シリーズの終わりがいよいよ見えてきたような、そんな風にそれぞれのキャラクターの状況が進んできたように思えます。

不意打ちではあるものの、籐之助が久々に負けた前巻からの流れがよかったので期待した一冊でしたが、よい内容でした。佐伯先生の作品の中でも、海外雄飛ということで古着屋総兵衛と並んで広い世界を舞台にした作品なので、スケールの大きさが楽しめました。次の巻にも期待しています。



無宿 佐伯泰英
IMG_0881よかった。前巻の夜桜があまり良くなかっただけに不安もあったけど、よい巻でした。吉原裏同心シリーズ最新巻です。

話は、無宿者の強盗と、薄墨太夫の武家時代の知り合いの話が大きな二本。
無宿者の話は初めと最期くらいですが、おなじみの村崎同心以外の同心が出てきて、幹次郎と協力しあいます。村崎同心の話も結構多く、しがない同心の嘆きなどが聞けました。
シリーズが進んだこともあり、幹次郎がかなり信頼を得ていて、常に持ち上げられているのでどうも耳にこそばゆいのは仕方ないのかな。
薄墨太夫の危難は、過去の婚約者の関わりではあるのですが、その兄が一時は薄墨の婚約者であるように言うのですが、実際は無頼の者で少しの間だけ婚約者の家に養子に入っただけで薄墨とほとんど関係のない。そんな事実が発覚してくるわけで、ドンドンスケールダウンしていく形が情けない。薄墨の本来の婚約者が出てくると薄墨に不都合なのかもしれんけど、結局薄墨の出世具合を知って金になると思った小悪党でした。敵役がどんどんショボクなっていくと、緊迫感も抜けてくのが残念。

それ以外には、前巻に結婚した荻野と砂利の親方が披露宴?をしたりと、よい話もありました。

津島道場も変わったり、竹松も成長したりと、時がたつのを感じさせるいい話になりました。次の巻も楽しみです。

KISS×SIS 11 ぢたま某
ビリオネアガール 2  支倉凍砂
状箱騒動 佐伯泰英
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KISS×SISはもう11巻。連載当初の予想とは違った方向になってきましたなぁ。
登場時はただの服屋の店員だったお姉さんが担任になってさらに恋人になるとは思わなかった。三国がもうちょっと来るかと思ったです。まだまだ話は終わってないし、これからの展開に期待。この巻の内容は

あこがエッチな下着で一人エッチ
桐生先生と一つの布団であったまる
お風呂で全裸、モザイク付き
りこを攻める圭太
校内デートで桐生先生とディープなキス

等々、面白かったです。


ビリオネアガールは、トレーディングで稼いで100億円以上資産のある女の子の話。
主人公恵が、少女紫と一緒に大学の友達たちとバーベキューに行く話から。一緒にバーベキューなんてしたことなかった紫はかなり楽しめたようです。一緒に買い物にいったり、株の勉強を始めたり、少しづつ近づいていっている二人ですけど、紫は不器用だし、恵もマイペースだし、まだまだ時間がかかりそう。
それに紫は億万長者ってやつですが・・・。それを気にしないで付き合うっていうのは、どうするということなんでしょうね。その事実を見ないってことではないでしょうし、その上で紫という一人の少女を見る?言葉の上では簡単ですけど、お金が絡んでくる問題は難しいですね~。


状箱騒動は酔いどれ小籐次シリーズの新刊。
水戸行きの一行が「状箱=江戸に居る藩主と水戸の通信便」が奪われる事件に巻き込まれます。
小籐次は相変わらず無敵ですが、剣の使い方や、酒の飲む姿の描写がいつもより詳しくてよかったと思います。
最期は国三が意外な才能を発揮して、今後どうするのか考えているという、いい終わり方でした。居眠り磐音の宮松や幸吉、吉原裏同心の竹松など、若い世代が育ってきてると、シリーズが進んだことを、そして終わりが近づいてきていることを感じさせます。

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