散斬 佐伯泰英
我妻さんは俺のヨメ 2 西木田景志
乙女はお姉さまに恋してる2 ドーン・パープル 嵩夜あや
IMG_0662
オトぼくはこれから読むところ。

散斬はシリーズ17巻。ここにきていい展開になった気がする。
主人公座光寺が堀田正睦側だっただけに、井伊直弼は敵方かと思いましたが、この巻では井伊の内情、思惑が描写されていて単純な悪役とはいえなくなり、またシリーズ序盤からの敵役だった老陳もその老齢からくる衰えと、情勢の変化が一時的にも座光寺と手を組ませることに。
また、以前の乗船と仲間、ヘダ号とその乗組員も再登場し、多士済々の様相を呈してます。。
時代小説で主人公が強すぎると、ただそれだけで物事が進んでしまうイメージがありますが、この巻にきて、主人公の周りがいろいろ動くことに。これは次の巻も楽しみです。

次の巻といえば、折込に刊行予定が入っているのですが、10月に2冊、11月にも2冊。2ヶ月で4冊書き下ろし、しかも全部違う時代小説シリーズってのは恐ろしいですな・・・。



我妻さんはシリーズ2巻。あいかわらず我妻さんがかわいいです。
主人公はちょくちょく未来に飛んでしまうんですけど、そこでは嫁になった我妻さんがいて、でも現在の時間だとただのクラスメイトだったりしてその差がいいです。
それに、主人公は妹の彼氏になりそうだからって、小学生に喧嘩売るようなダメなやつ。でも、結構友達思いでいいやつだったりして、未来でダメになった友達をうまくいくようにがんばったりと読み心地がいいです。コメディも笑えて、サブキャラの勢いがよかった。
あと、我妻さんだけじゃなくて、シルヴィアや妹のひかりもいいキャラ。シルヴィアは1巻でフェイドアウトかと思ったけど、2巻でも結構出番があってよかった。

マガジンスペシャルから移籍だそうで、9月19日発売の週間マガジンから連載になるとのこと。これまでより早いペースで読めると思うとうれしいです。ただ、週間連載ってことになってこれまでと変わってしまわないか心配ですが、期待も大きいです。