FF14、毎回スムーズにログインできてるなんて言った日にログイン制限にひっかかりました。7時の段階でログイン制限ってヒドイよなぁ。社会人全滅じゃないですか。ま、ここ数日毎日してましたし、ちょっと休憩です。

ナポレオン 覇道進撃 5 長谷川哲也
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ネルソンは表紙。獅子の時代からナポレオンと因縁のあったネルソンが歴史的な勝利を得るトラファルガーの戦いがありますので納得のセレクト。

トラファルガーの戦い直前のネルソン。
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この戦いの最中、銃弾が当たり、死んでしまいますが、だからこそだれも手をだせない英雄となりました。
この巻の最期の話は、トラファルガーの戦い後にナポレオンがそれを覆す勝利を求める決意をする話と、イギリス海軍がナポレオン戦争後に軍縮をした結果、トラファルガーで戦った兵士たちが落ちぶれて哀れなことにになったという話。
戦後の話などは直接ナポレオンに関わりはないのに、イギリス海軍のその後まで描写されるあたり、これもネルソンだからこそでしょうか。

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話はトラファルガー前に戻って、イギリスが対仏同盟を結んだことを知って怒りのナポレオン(ピットはイギリス首相)。
以前のナポレオンは色々な表情をだしてたんですが、前巻で皇帝となったあとのナポレオンは怖い顔ばっかり。ロベスピエールのサングラスが余計怖い。
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しかし直後、怒りを抑えて開戦したオーストリアに向けて元帥たちに指令を下して、一斉に出陣させます。7つの元帥たちの軍団、総計22万5千人の兵士が一斉にオーストリアに襲い掛かり、オーストリアの前線都市ウルムをあっという間に包囲しました。
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そして降伏勧告に訪れるベルティエ。ウルムに入っていたマック将軍の軍が逃げないようにパリでクーデターが起こっているなど偽の情報をばら撒き、狙い通り全軍まとめて包囲した末の降伏勧告。

すげー顔w これまでベルティエはおもろい顔のおじさんな場面が多かったのに、このしてやったりな邪悪な顔が強烈すぎ。ナポレオン軍がどんどん人相わるくなっていってしまうw
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こちらは、お怒りのダヴーさん。
この人が怖い顔なのは初めからw
間諜はともかく殺人鬼が出てきたらさすがに兵士もビビッても仕方ないですよw

この巻の構成は、イギリス対岸のブローニュの森に結集しているフランス軍がオーストリア開戦と同時に大規模な侵攻を成功させるウルムの戦いの流れと、フランス艦隊がネルソン率いる英国艦隊に大敗するトラファルガーの戦い。それにまぎれてビクトルがまた兵士になってスパイと間違われる話などが入ってました。
この戦いで敵はオーストリアだけでなく、プロシア、ロシアの参戦を招き、アウステリッツの戦いへ繋がっていきます。
おそらく次の巻ではいよいよ「獅子の時代」1巻で描写されたアウステリッツの戦いが再度長谷川先生の手で描かれることに。一度描かれた戦争がもう一度描かれるというのもめずらしいですが、これまでの長い連載の末にどれだけ凄みをまして描かれるのか、非常に楽しみです。