一週目クリアしましたので感想です。

女性主人公ばかりでしたので、たまにはということでロジーを主人公にプレイしてみました。こちらの方がシリアスってことでしたが、そうでも無かったような・・・。


とりあえず一言で表現しますと、
ヌルい!


サクサク話が進むというのならいいんですが、サクサク終わるのは上司に4ヶ月に一回出される課題だけで、ストーリー自体は非常にゆっくり進みます。前述の課題は期限が4ヶ月ですが、2ヶ月ぐらいで完了してしまって、あとは調合をやってるかレベル上げで時間を潰すかをしてるので、退屈な時間が続きます。

そのストーリーも、一年目、二年目はチュートリアルというか、舞台の黄昏の大地の状況を体験していくという感じで、終わりを迎えた時代の雰囲気を味わうといったところで、仲間と仲良くなったりはしますが、大きな目標がないのでただプレイしてる感じ。(アーシャなら妹を助ける、メルルなら国を発展させるという話がありましたが)
アトリエシリーズを初作品のマリーのアトリエからやってきたってこともありますが、エンディングまで非常に楽に行けました。最終年は全キャラエンド条件みたしても6ヶ月以上期間が余ってしまったし・・・。

エスカ編もクリアすることで真エンドが出るそうなんですが、おかげであまりやる気がでない。これまでだと、一週目で整えた装備で二週目をテンポ良く進めて、見れなかったイベントを見たり様々なエンドが見れたりしたものですが、1週目で真エンド以外は見れてしまいましたし二週目の楽しみが今ひとつないなぁ。


操作周りや戦闘はとても良かったです。爆弾などのアイテムが回数製&アトリエに戻ると復活するため、ガンガンアイテムを使っていけました。終盤のボス戦はいかに攻撃アイテムを強化して使えるかが鍵でした。使うと無くなるシステムだとどうしても躊躇してしまいますが、今回は雑魚戦でもガンガン使っていけて快適な戦闘。
一つだけ難をいうと、前衛後衛の交代システムがあるのですが、敵の攻撃をサポート防御するシステムを使うと、庇うために移動するので、位置関係がばらばらになってしまって、変えたい前衛と後衛の組合せができなくなってしまったことでしょうか。


前作とのつながりは、共通の世界というのと数人の共通のキャラ。それとこっそり縁者がいるくらい。お話的には前作の話はこんなことがあった、くらいですし、戦闘に使えるのはリンカだけで前作との絡みは少ないです。初めての人でも楽しめる。でも前作プレーヤーには物足りない。そんな感じ。
リンカがモンスターや「指名手配犯」を追いかける仕事をしてるなんて話があったときは、指名手配されてるアーシャと会うイベントがあるんじゃないかと期待したんだけどな~。


錬金はやっぱり楽しかったです。前半にがんばって強力な爆弾をつくったり、最後には武器に効果を重ねまくって一撃で敵を殲滅したりと、突き詰めていくと楽しいシステム。あたらしい錬金システムも良好でした。


全体の感想を得点にすると、70点かな。良好なシステムで快適にできるけど、ストーリーに盛り上がりがなくて前作からのつながりを楽しめるポイントも少なくて期待はずれな部分も多かった。
課題をもうちょっと出来るか出来ないかのラインにして、イベントを増やしてくれたら難度も上がって2週目も楽しめる良ゲームになった気がします。据え置きのアトリエシリーズに期待を大きくしすぎてしまったかもしれませんが、もうちょっとがんばって欲しかった作品でした。