ブレイクブレイド 12 吉永裕ノ介
徒然の冬 佐伯泰英
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ブレイクブレイドはかなりシリアスな展開。戦争をしているアテネスとクリシュナの中間に位置するアッサムの王女プレデリカにライガットは出会い、クリシュナへの亡命を求められるが、そのころアッサムにはもう一人プレデリカ王女がいるという謎の状態。
更にはライガットがゼスと会うという場面でこの巻が終わりました。
かなり真面目な展開オンリーで緊迫した場面が続きます。初めにシギュンとライガットが二人旅をしていますが、それも早々に終わってしまって、残念。なかなかラブラブな話にはなりませんな・・・。

徒然ノ冬は居眠り磐音43巻。
徒然とありますが、辞書には

 することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の―をまぎらわす」「―な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村破戒
 つくづくと物思いにふけること。「―も慰めがたう、心細さまさりてなむ」〈・賢木〉
 しんみりとして寂しいこと。また、そのさま。「いと―に人目も見えぬ所なれば」〈・東屋〉

状況の大きな展開もないですし、2の意味もあるでしょうが、前巻でもはや家族同然となっている霧子が毒矢を受けて、物語中盤まで意識が回復しない状況ですので3の意味でしょうか。
この巻の中で大きな出来事といえば、霧子の回復と武左衛門の子供、修太郎が鵜飼百助に弟子入りしたことでしょうか。他に、利次郎や辰平らの将来の話も進んできて、物語の終わりを感じさせました。

大きな展開はなく、また昔のように事件がおこるわけでもないので盛り上がりには欠けますが、小さなエピソードが沢山はいった、完成度の高い巻でした。